

修正に来られた方の失敗画像
修正のご相談が、昨年比で2倍以上に増加
ここ数年、クマ取り治療のリスクが埋もれているように感じます。脱脂のみの治療を受けた方から、下記のようなお悩みをよく伺います。(2025年現在)
・術後に目の下が凹んでしまった
・術後に目の周りのシワが目立つようになった
・仕上がりが不自然に感じられる
すぐに診てもらいたい。治したい。という方はオンラインカウンセリングでもご相談いただけます。
他院修正・再手術はいつから可能?

他院修正を希望される方は術後約1ヵ月が経過した頃にご連絡いただくことが多く、「他院で治療後、修正はいつからできますか?」というご質問もよくいただきます。
脱脂のみの場合
「目の下の脱脂に失敗してしまったので助けてほしい」という方が多いのですが、その場合は、腫れがひいてくる頃(約2週間後)であればお越しいただいて大丈夫です。
脱脂+脂肪注入をした場合
脂肪がなじむまで(約3ヵ月)様子を見ていただくことをおすすめしていますが、思い悩む前にご相談に来ていただけたらと思います。
なぜ再手術が必要になってしまうのか?|目の下のクマ取りの他院修正

一般的にクマ取り治療で行われている方法の多くは、経結膜脱脂、ヒアルロン酸注入ですが、これらの方法ではクマの根本改善はできません。術後に凹みやシワ、しこりができるケースがあります。
脱脂だけではクマの改善は難しい

経結膜脱脂は、クマやたるみを改善する治療法ではなく、眼窩脂肪の突出を小さくするだけの治療です。クマやたるみの原因は眼窩脂肪の突出だけで生じるのではなく、眼窩の凹みや、頬の脂肪下垂など、複合的な要因で生じます。そのため眼窩脂肪の突出のみを改善する経結膜脱脂では中途半端な結果となってしまいます。
詳しい内容は、以下のページで解説していますので、是非ご覧ください。
脱脂後にくぼむリスクについて解説

加齢に伴うクマの場合には、原因となっている眼窩脂肪の除去に加え、脂肪注入の組み合わせ治療を推奨しています。脂肪を取るだけではなぜ駄目なのか?また、脱脂のみの場合は術後に凹むリスクがありますので、その点について詳しく解説しています。
治療メニュー・料金|目の下のクマ取りの他院修正
凹んでしまった場合
治療後に凹んでしまった方の多くは、脱脂のみの治療をされた方です。目の下の膨らみが原因のため、脂肪を取ること自体は理にかなっているのですが、脱脂だけでは術後に凹んでしまうリスクもあります。そのような方には、凹みを修正し、自然な仕上がりにするための脂肪注入が適しています。
■ピュアグラフティング脂肪注入
価格:330,000円(税込)

採取した脂肪から不純物を20%以下まで取り除き、ピュアな脂肪にしてから注入する治療法です。脂肪を採取した液体には、脂肪以外の水分・血液・死活細胞・老化細胞などの不純物が含まれています。これが脂肪の生着率(定着する割合)の低下や、しこりの要因になります。 ピュアグラフティングでは、幹細胞を残したまま、健全な脂肪以外の不要な組織や水分を除去し、純度の高い濃縮脂肪を注入します。これにより脂肪の生着率が90%程度に高められ、より長期間の効果の持続が可能となっています。
シワができてしまった場合
治療後にシワができてしまう原因は、皮膚のあまりです。この余った皮膚の対処法は3つあります。どの治療が適応になるかは、医師のカウンセリングでしっかりと症状を見極める必要があります。
■治療法1:脂肪注入、ヒアルロン酸注入
皮膚を膨らませることで皮膚あまりを減らす方法です。脂肪注入やヒアルロン酸注入などで膨らませることで、皮膚の余剰を目立たなくさせます。
■治療法2:皮膚切除
皮膚あまりが多い方の場合は、膨らますことで不自然な仕上がりになってしまうため、皮膚切除という選択肢を取る必要があります。
■治療法3:レーザー治療
皮膚あまりが軽度の方の場合は、レーザー治療での改善が適応になる場合があります。
脂肪を入れすぎてしまった場合
注入した脂肪が多すぎて、不自然な膨らみができてしまうケースです。今後しこりになってしまうリスクもあります。
■治療法
脱脂を行うか、ケナコルト注射で脂肪細胞の溶解を促します。治療後は必要に応じて再度脂肪注入が必要になるケースもあります。
しこりになってしまった場合
注入したもの(ヒアルロン酸や注入脂肪など)が固くなってしまっているケースです。この場合、固くなってしまったものを柔らかくするか溶かす必要があります。
■治療法
使用した素材により対処方法が異なりますので、何を使用したかを確認の上でご相談ください。
他院修正の事例を解説|目の下のクマ取りの他院修正

事例A(60代・女性)
治療前

この方は、脱脂のみで治ると診断され脱脂を行ったものの、治療後に凹んでしまい、追加でスネコスを打ったのですが改善されず、来院されました。凹みが発生し、クマも改善されていません。
再手術になってしまった原因は何か?

目のまわりには眼窩脂肪だけでなく、頬の脂肪もあるのですが、加齢により頬の脂肪は下垂する方がほとんどです。
そのような方に脱脂を行うと、骨格の目立つ老け顔になり、クマ取り治療がマイナスの効果を発揮してしまいます。
顔のたるみの要素が強いクマの場合は、クマの原因となっている眼窩脂肪はしっかりと除去しつつ、脱脂後に脂肪注入を追加し、骨の目立たない顔だちへと改善が必要になります。
治療後

くぼみとクマの原因となっている箇所に、脂肪注入を行いました。仕上がりの美しさを大きく左右するため、当院では脂肪注入時の技術にとてもこだわりをもっています。 脂肪注入の方法としては、太ももから採取した脂肪を注入する脂肪注入と、脂肪の生着率を高める処置をしてから注入するピュアグラフティング脂肪注入があります。この方は、ピュアグラフティング脂肪注入を行いました。
治療内容・料金


治療内容 | ピュアグラフティング脂肪注入+リポキューブ |
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費用(税込) | 440,000円 |
腫れ | 2~3日程度、ごく軽度の腫れがあります。当院が処方する腫れ止めの薬をお飲みください |
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内出血 | 稀に出現しますが、1~2週間で消失します |
事例B(30代・女性)
治療前

半年前に他院でヒアルロン酸注入を受けたが、満足する結果を得られず、当院に来院されました。目の下のふくらみを隠すためにヒアルロン酸注入をされていますが、眼窩脂肪の突出が強すぎるため、影のクマである黒クマは残ってしまっています。
ヒアルロン酸分解注射後

ヒアルロン酸がまだ残っているため、再手術を行うためにまずはヒアルロン酸を溶かす必要があります。目の下から頬にかけてのヒアルロン酸がなくなったことで、眼窩脂肪の突出の強さがわかりやすくなりました。突出が強く、赤クマが目立っているタイプのため、脱脂+脂肪注入を行います。
治療後

治療直後の写真です。クマがなくなり、頬から目の下にかけて一体感が出ています。頬もリフトアップして若々しい印象になりました。この方はヒアルロン酸注入ではクマを改善できない症例です。お手軽な治療として認識されているヒアルロン酸注入ですが、良い結果にならないタイプの方もいますので、当院ではお客様にそれぞれのメリット、デメリットを説明した上で治療にあたっています。
治療内容 | ヒアルロン酸分解注射 + 経結膜脱脂 + リポトランスファー |
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費用(税込) | 396,000円 |
腫れ | 2~3日程度、ごく軽度の腫れがあります。当院が処方する腫れ止めの薬をお飲みください |
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内出血 | 稀に出現しますが、1~2週間で消失します |
当院の治療のポイント

真顔だけでなく、笑顔でも自然な仕上り
目の下の脂肪注入の際に重要になるのは、笑った時、真顔の時、両方の形に合わせた注入を行うことです。どちらか一方に合わせた注入では、顔の筋肉を動かした時に、自然な表情が維持できません。
当院では注入時に、頬から目の周囲を動かしながら、表情に合わせた注入をおこなっているのですが、この技術を可能にするためには、注入時に腫れていないことが重要になります。
腫れを抑えるためには、術中に出血させないことが重要になります。血管が数多く集中する眼窩周囲は、出血させずに治療を終えるのに高い技術が必要です。血管処理など様々な工夫と技術を駆使し、当院では腫れにくい治療を実現しています。
症状を細かく分類し、治療に反映させる
当院ではクマの症状を1,536タイプに分類し、その中からどのタイプに適応するか診断をし、治療法を決めていきます。
眼窩脂肪の突出 | なし | 軽度 | 中程度 | 高度 |
眼窩のくぼみ | なし | 軽度 | 中程度 | 高度 |
頬の脂肪の下垂 | なし | 軽度 | 中程度 | 高度 |
赤クマの有無 | ある | なし | ||
茶クマ(色素沈着)の有無 | ある | なし | ||
皮下脂肪の量 | 少量 | 普通 | 多い | |
眼輪筋と皮膚の付着の強さ | 強い | 弱い |
より自然な仕上りにするために

脂肪注入ではオプションでリポキューブという治療法があります。リポキューブでは注入する脂肪をナノ化レベルまで細かくすることができるため、より顔のラインに合った細かい微調整が可能になります。また、術後にシワになるリスクも回避することができます。
アフターケア保証

注入した脂肪は注入直後から3ヵ月かけてボリュームが一時的に減少しますが、そこから1年かけて増加していきますので、最終的な施術結果が得られるのは約1年後となります。
1年後に残っている脂肪の量を生着率といいますが、平均6~7割が生着します。脂肪の生着率には個人差があるため、想定よりもボリュームがなくなってしまった方のために、当院では、術後1年半以内でしたら通常の半額で脂肪の追加注入をお受けいただくことができます。
また、当院では、術後のカウンセリングも無料でお受けしております。術後1ヶ月ほど経ちましたら是非検診にお越しいただき、気になる点や不安なことなど、ご相談ください。

他院修正は癒着していることがあるため、技術的には初回よりも格段に難しくなります。頬の脂肪が下垂している方には脂肪を注入してリフトアップした印象に仕上げますが、頬骨が張っているタイプの方にはボリュームを上げすぎないように調整をするなど、お一人お一人にとって自然な仕上がりを意識して治療にあたっています。術後の経過で不安を抱えていましたら、思い悩む前に一度ご相談いただけたらと思います。
症例写真|目の下のクマ取りの他院修正
脱脂、脂肪注入のダウンタイム・リスク
治療後の痛み
2~3日程度、軽い痛みを伴う場合があります。また、場合により違和感が3~5日あります。当院が処方する痛み止めの薬をお飲みください。
腫れ
2~3日程度、ごく軽度の腫れがあります。むくみやすい体質の方や、腫れが心配な方には、腫れ止めの薬をご希望により購入いただけます。
内出血
稀に出現しますが、1~2週間で消失します。ケラスキンクリームを塗ることで通常の半分の期間で消えていきます。治療直後に内出血が出ていない場合でも、塗ることにより予防にもなります。ご希望により購入いただけます。
ヒアルロン酸注入のダウンタイム・リスク
治療後の痛み
軽い痛みを伴う場合がありますが、1~2時間程度で落ち着いてきます。
腫れ
軽度の腫れが発生する場合がありますが、1~2時間程度で落ち着いてきます。
内出血
稀に出現しますが、1~2週間で消失します。

他院修正では癒着をはがす際に出血をしやすいのですが、丁寧に処理することで出血を最小限に留めることが可能です。
術後は黒クマがなくなりすっきりした印象になりました。赤クマもなくなっているのがわかります。この方は頬骨が張っているタイプなのであまり頬上部のボリュームを上げすぎないように調整をしたことで、頬がリフトアップした印象になりました。
よくあるご質問|目の下のクマ取り・たるみ取りの他院修正
他院で脱脂を行いましたが、まだクマが気になります。
脱脂しただけですと、その部分が凹み、影ができてしまいクマが目立つようにもなります。 当院では、まず膨らみのある部分(脂肪)を取り出し、まっさらな状態にしてから、取り出した脂肪を、目の下から頬にかけてのカーブが綺麗な曲線となるよう注入していくことで改善されます。
目の下の脱脂後、クマ・たるみは再発しますか?10年後は?
目の上の脂肪と目の下の脂肪は眼球を囲むようにして繋がっており、眼球は丸いため、重力により年月と共に下方向にズレが生じます。そのため手術により改善した目元は、徐々に再度膨らみ(脂肪の突出)が出現することがあります。治療の効果は約10年とお考えください。
遠方なのですがいい方法はありますか?
当院では目のクマ・たるみでお悩みの方専用の「オンラインカウンセリング」をご用意しております。スマホのカメラ機能を使ってお顔を拝見し、ある程度の治療のご提案をさせていただいています。
オンラインカウンセリングページはこちら
クマ取り・たるみ取り 治療メニュー
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院長監修コラム
当サイトの監修・著者について
当ページの著者は院長 筒井裕介であり、Theoryクリニックのホームページは、美容外科、美容皮膚科医である院長 筒井裕介が監修しています。2018年6月に改定・執行された「医療広告ガイドライン」を遵守してコンテンツを掲載しています。
■論文
ニキビ跡のクレーター治療においては学会発表や論文発表をするなど、治療を得意としている。新しいレーザー機器の導入や治療法の研究も積極的に行い、オーダーメイドの治療を提供しています。
フラクショナルレーザーを用いたざ瘡後瘢痕の治療
■サイト責任者丨院長 筒井 裕介の所属学会
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会(JSAS) 専門医
・日本美容皮膚科学会 会員
・日本臨床抗老化医学会 会員
・日本再生医療学会 会員