
【目次】
クマ取り(目の下の脱脂)で涙袋は消えません
目元のハリに強弱が付き、若々しい印象に

この方は、眼窩脂肪の突出が内側まで大きく出ているため、脂肪を取り残してしまうと、笑った時にボコっと膨らむ原因になるので注意が必要です。涙袋の下にある脂肪の凹凸を自然に、滑らかに仕上げるために、リポキューブも使用し、細かなニュアンスの調整をおこないました。
特に男性は、脂肪の突出が出やすい

この方は眼窩脂肪の突出が大きいため、しっかり脱脂しないと笑った時に膨らみが生じる原因となります。また、脱脂をすることで皮膚や筋肉にたるみが生じるため、これをできるだけピンと伸ばしてあげる脂肪注入が必要となります。治療後は隠れていた涙袋が出現したことで若々しい印象に。男性の場合、涙袋を作りたい。というニーズは非常に少ないですが、涙袋ができることで、顔のバランスも改善された印象になりますので、治療の満足度も高まっています。

症例をご覧いただいた通り、クマ取りをしても涙袋は消えません。むしろ適切な治療を行うことで、本来の涙袋が出てきます。
「目の下の脱脂をして、涙袋がなくなった」と心配される方がいますが、術後に腫れやむくみが強く出た場合は、涙袋の境界線がなくなり、一時的に涙袋がなくなったように見えます。腫れは数日で引きますので、その後、涙袋も現れます。
クマと涙袋の違い
クマか涙袋かわからない方へ

涙袋は、涙を押し出すための筋肉(眼輪筋)が発達してできるものです。加齢によりこの眼輪筋が衰えると、眼球のまわりにある眼窩脂肪が下に落ちてくるため、目の下に脂肪の膨らみが誕生します。この膨らみが影となり、クマとなります。涙袋がクマに見える方は、実は眼窩脂肪の膨らみによるクマの可能性があります。
涙袋のメリット

涙袋は、下まぶたに沿ってある膨らみの部分をいいます。涙袋があることで、目を大きく見せる効果や、若々しい印象を与えます。涙袋は眼輪筋が発達することで形成されますが、眼窩脂肪の突出量が増えてくると、涙袋の境界線がなくなり、涙袋がはっきり出なくなってきます。
クマの原因

クマの原因は、血行不良や色素沈着の場合もありますが、主な原因は眼窩脂肪のふくらみです。眼窩脂肪は加齢がすすむことで下に下がり、膨らみも大きくなる傾向にあります。この眼窩脂肪の膨らみが影となり、クマとなります。
脱脂だけで涙袋はできるのか?

脱脂だけで涙袋はできます。
もともと涙袋がある方で、眼窩脂肪の突出により涙袋が隠れている方は、クマ取り(脱脂)をすることで本来の涙袋が出てきます。もともと涙袋がない方は、涙袋形成をしなければ涙袋はできません。
また、加齢により頬の脂肪にたるみが生じている方は、脱脂のみの治療では術後に目の下が凹むリスクがありますので、脱脂+脂肪注入を推奨しています。
クマ取りと涙袋形成との違い
クマ取りが向いている方はどんな人?
眼窩脂肪の突出によるクマがある方は、クマ取りがおすすめです。
眼窩脂肪の突出が涙袋側によっている症状の場合は、クマ取りをすることで、本来あった涙袋が出てきます。眼窩脂肪が涙袋側によっていない場合は、涙袋の大きさは術後も変わりません。
涙袋形成が向いている方はどんな人?
もとから涙袋がない方で、涙袋を作りたい方は、涙袋形成がおすすめです。当院では、ヒアルロン酸注入での涙袋形成を行っています。
もとから涙袋がなく、クマが出てきてしまった方の場合は、始めにクマ取りの治療を行い、1ヶ月程たってから涙袋形成治療(ヒアルロン酸注射)をすることで、クマの改善と、涙袋の形成が可能になります。
施術内容
脱脂+脂肪注入
| 対象部位 | クマの原因となる眼窩脂肪を除去し、採取した脂肪を定着しやすいように処理した後、笑う・話すなどの表情を意識した脂肪注入で、仕上がりを細かく調整しながら、クマの改善を行います。 |
|---|---|
| 対象部位 | 目の下、目元 |
| 施術分類 | クマ取り |
| ダウンタイム・リスク | 脂肪注入した部位は、2〜3日程度ごく軽度の腫れ、違和感が3〜5日程度出る場合があります。内出血が出た場合は、1〜2週間かけて徐々に消失します。 |
ヒアルロン酸注入を検討中の方へ

もとから涙袋がなく、涙袋を作りたい方は、ヒアルロン酸注射がおすすめです。可愛らしく、大人っぽく、少し垂れ目風に、小じわ対策など、目的に合わせた形成が可能です。自然な仕上がりになるよう様々な工夫をしています。
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当ページの著者は院長 筒井裕介であり、Theoryクリニックのホームページは、美容外科、美容皮膚科医である院長 筒井裕介が監修しています。2018年6月に改定・執行された「医療広告ガイドライン」を遵守してコンテンツを掲載しています。
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受賞歴
クマ治療部門において『TRIBEAU Doctor&Clinic Awards 2025』を受賞
論文
フラクショナルレーザーを用いたざ瘡後瘢痕の治療
医学誌 形成外科51(4)、447ー453、2008ー04



