【目次】
- ■男性のニキビ跡治療について
- ■男性のニキビ跡のよくあるお悩み
- ■男性のニキビ跡の原因
- ■男性のニキビ跡 タイプ別治療法
- ■ニキビ跡のレーザー治療のポイント
- ■組み合わせ治療で、ニキビ跡をしっかり治療
- ■フラクショナルレーザーについて詳しく解説!
- ■当院のニキビ跡治療のポイント
- ■治療メニュー・料金
- ■施術事例
- ■よくある質問
男性のニキビ跡治療について
男性の皮脂腺は、女性よりも活発なため重度なニキビができやすく、深く炎症を起こします。そのため、男性のニキビは治癒後に目立つニキビ跡が残りやすい傾向があります。ニキビ跡は原因が皮膚深部にあるため、今までは治療が大変難しいと言われていましたが、美容皮膚科で適切な治療を行うことで改善できるようになりました。ニキビ跡の凹凸(クレーター)を治療するポイントは「皮膚深部までの治療」を行うこと。ただし、最先端のレーザー機器さえあれば治療ができる訳ではありません。
当院では、個々の皮膚の状態やニキビ跡の種類を考慮し、皮膚の厚みやニキビ跡の形状によって、レーザーの設定を細かく調整します。一つ一つのニキビ跡を狙って照射する方法や、全体を均一に照射する方法、部位ごとに設定を変えて照射する方法などがあります。これらの治療法は、肌の状態に合わせ適切な方法を選択し、治療を行います。個々のニキビ跡や皮膚の状態によって適切な治療法や設定が異なるため、経験豊富な医師によるカウンセリングや診断が重要になってきます。
男性のニキビ跡のよくあるお悩み
男性の皮膚は女性よりも厚く、また男性ホルモンの影響も受けるため、深いニキビやニキビ跡ができやすくなります。
赤みがなかなか消えない…
ニキビができて炎症が起きると、皮膚を守ろうと毛細血管が患部に集中してうっ血し、赤みとなります。ニキビのダメージにより皮膚が薄くなり、血管が透けてみえることで赤みがより目立って現れますので、肌の炎症が長期間続いてしまったり、炎症の強い方の場合は、赤みが残ることがあります。
赤みのあるニキビ跡は、軽度であれば肌のターンオーバーによって徐々に薄れていきますが、炎症がひどく皮膚の深い部分までダメージがある場合は、時間が経ってもなかなか赤みは消えません。
同じ場所で何度も炎症が繰り返されたり、1ヵ月以上たっても落ち着かない場合は、美容皮膚科での適切な治療をおすすめします。治療法としてはフラクショナルレーザーが効果的で、特にサイトンヘイロー(Halo)がおすすめです。
シミのように色素沈着してしまった…
ニキビの炎症によりメラニンが過剰生成され、肌のターンオーバーが乱れてしまった結果、シミのような色素沈着となります。通常は半年ほどで自然に治癒しますが、紫外線を浴び続けると再びメラニンが生成されてしまいます。メラニン色素が真皮深層まで及んでしまうと治療も長期化する可能性がありますので、早めの治療をおすすめしております。
クレーター(凹み)、しこりができてしまった…
ニキビの炎症が皮膚の真皮深層まで達し、周辺の組織が破壊されることで、コラーゲンの過剰修復が起こります。真皮層ではターンオーバー機能がないため、破壊され変形したダメージはクレーター(凹み)という形で残ってしまいます。凹みはアイスピック型や毛穴拡大タイなど、さまざまな種類があります。クレーター(凹み)になってしまうと、皮膚が硬くしこりのようになってしまうこともあります。皮膚深部までアプローチできる適切な治療を行うことが大切です。
当院では、おでこ、こめかみ、鼻·鼻の下、口の周り、顎、首などさまざまな場所のニキビ跡治療を行っています。
男性のニキビ跡の原因
男性のニキビ跡の主な原因は、炎症や治癒過程に正常な皮膚の再生が行われなかったことが原因です。ニキビが炎症を起こすと、周囲の皮膚組織もダメージを受けることがあります。これにより、炎症が治まった後に皮膚に凹凸や色素沈着が残りニキビ跡が形成されます。また、ニキビが治癒する過程で、正常な皮膚組織が形成されない場合があり、凹凸や瘢痕(クレーター)が形成されることがあります。
1:ニキビができる
毛穴の中にある皮脂腺から作られる皮脂が毛穴の中に溜まり、ここにアクネ菌などが感染することで炎症性のニキビが生まれます。
2:瘢痕組織が生まれる
アクネ菌と自分自身の免疫細胞が戦い、結果、細胞の死骸(膿み)が生まれます。その過程で生じる炎症のダメージが真皮の壁に当たると、その壁を突貫工事で埋め合わせようとして、異常なコラーゲンが大量に作られます。この大量発生したコラーゲンは、瘢痕(はんこん)組織と呼ばれ、ニキビ跡の悪因となります。手術痕や傷痕のように、異常に腫れた皮膚をイメージしてみてください。これらも、瘢痕組織によりできる症状です。
3:瘢痕組織が広がり、陥没した凹みになる
できてしまった瘢痕組織は、炎症の程度により、毛穴の形を残したままその周囲に瘢痕が広がる場合と、毛穴の形が失われて大きな皮内瘢痕を形成する場合があります。前者は毛穴が開いたようなタイプのニキビ跡に、後者の場合は凹んだニキビ跡に、さらに脂肪層まで瘢痕化した場合には大きなニキビ跡になってしまいます。
Dr筒井の解説│ニキビ跡ができる人、できない人
ニキビ跡になってしまう人には以下のような特徴があります。
・ニキビが炎症を起こしやすく、大きな赤ニキビが形成されやすい人
・皮膚のコラーゲン産生能力が高く、皮膚に厚みがあり、ケロイド化しやすい人
皮膚に厚みのある方はニキビ跡が大きくなりやすく、逆に皮膚が薄い方はニキビ跡ができにくい傾向にあります。
当院のニキビ跡治療は、頬にレーザーを照射する場合でも、上部と下部、ニキビ跡の種類によって設定やレーザーの組み合わせが変わります。適切な組み合わせを見極め、オーダーメイドで治療を行っています。
男性のニキビ跡 タイプ別治療法
男性のニキビ跡の治療には、レーザー照射により皮膚の表面に微細な穴を作り、皮膚再生を促進する治療や、色素沈着を改善する治療が用いられます。炎症が真皮に留まらずに皮下組織まで及んている脂肪萎縮タイプのニキビ跡の場合、レーザーでは届かない深い層に瘢痕組織ができるため、サブシジョンによる治療が適しています。男性のニキビ跡の治療には、個々の状態に合わせて複数の治療法を組み合わせることで高い効果が期待できます。
毛穴拡大タイプ
毛穴拡大タイプは毛穴の周囲に瘢痕が生じており、その結果、毛穴の収縮能力が失われ拡張したままになるタイプです。そのため、毛穴の周囲、特に浅層をターゲットとする治療が適しています。
広く浅い、陥没したクレーター(凹み)タイプ
クレータータイプのニキビ跡の中では浅い方の分類となります。 真皮中間層が主な瘢痕化の部位となります。皮膚の薄い女性に生じやすいニキビ跡ともいえます。
- 広く浅いクレータータイプにおすすめの治療法
- ピコフラクショナル
- スターラックス
- パールフラクショナル
- サイトンヘイロー
- ダーマペン
深く広い、陥没したクレーター(凹み)タイプ
深いタイプのクレーターです。周囲の正常な皮膚との境目がはっきりしており、ここの部分が光の乱反射を起こすため目立ちます。原因となる真皮内瘢痕は深部に存在することが多く、皮膚に厚みのある男性、特にニキビが大きくなるタイプの方に生じやすいニキビ跡です。
アイスピックタイプ
皮膚の表面から深部まで貫くように凹んでしまうタイプです。通常のニキビ跡の場合は真皮層が残っていますが、アイスピックタイプの場合にはニキビ跡の中に真皮が残っていないため、通常のレーザー照射による再構築は期待できません。そのため瘢痕部を取り去るような照射方法が必要となります。
- アイスピックタイプにおすすめの治療法
- サイトンプロフラクショナル
- サイトンヘイロー
- ポテンツァ
- ダーマペン
脂肪萎縮タイプ
ニキビの炎症が皮内に留まらずに皮下組織まで及んだことで起きるニキビ跡です。脂肪層は炎症が及ぶと線維化を起こして収縮します。その結果、皮膚が陥凹を起こし、大きく凹んだニキビ跡が生じます。このタイプの場合は原因となったニキビ跡が皮内に別に存在するため、皮膚の瘢痕化と脂肪の瘢痕化の両方が確認できます。
- 脂肪委縮タイプにおすすめの治療法
- サブシジョン
- 脂肪注入
動画で分かる!ニキビ跡のレーザー治療
ニキビ跡のレーザー治療のポイント
レーザーは細く深く、ダメージを少なくすることが重要
ニキビ跡治療の基本はフラクショナル理論に基づく治療法になります。フラクショナル理論というのは、レーザーや針などを用いて皮膚にダメージを与える治療法です。小さなダメージを分散して与えることで再生時には正常な皮膚の再生を促すとともに、1回の治療で20%ほどのエリアに治療を完了させることができます。
フラクショナル理論のキーポイントはダメージが細いというところにあり、細いからこそ正常組織の再生ができます。また、深さという概念もとても重要です。皮膚の表面から行うフラクショナル治療の場合、十分な深さまで届かなければ効果を出すことができないため、いかに細く深く届くかがフラクショナル治療の結果を決めるといえます。
ニキビ跡が治るまでの期間は、最短でも3ヵ月程度かかります。深く広いタイプのニキビ跡の場合は、どうしても長期間の治療が必要となります。重度の方は1~3ヵ月おきに5回程度治療いただくことをおすすめしております。
組み合わせ治療で、ニキビ跡をしっかり治療
通常のレーザー治療(垂直フラクショナル治療)
一般的にフラクショナル治療というと垂直フラクショナル治療のことを指します。垂直方向に細く深いダメージを与える治療タイプでHaloやパールフラクショナル、ピコフラクショナル、ダーマペンなどがこの分類に入ります。得意とする治療エリアは表皮〜真皮中間層になります。
フラクショナルレーザーではまず、瘢痕組織を【垂直】に破壊していきます
瘢痕組織を壊すことにより、皮膚は組織を再構築させようと動き出し、ニキビ跡が改善されていきます
サブシジョン治療(水平フラクショナル治療)
深く大きなニキビ跡は、水平方向にフラクショナル治療を行うタイプになり、サブシジョンやポテンツァがこの分類に入ります。新しいタイプのフラクショナル治療となり、得意とするエリアは真皮中間層〜深層になります。
サブシジョンでは、レーザーで届かない深い層にある瘢痕組織を【水平】に剪断していきます
深い層にある瘢痕組織を壊すことにより、皮膚は組織を再構築させようとします。この【水平】の剪断をミルフィーユ状に数回に分けて行っていくことで、より再生効果が出てきます。
垂直フラクショナルと水平フラクショナルを使い分け、症状によって組み合わせることで、よりしっかりとしたニキビ跡治療が可能になります。フラクショナル治療は小さい破壊と正常な再生がセットで起きることで効果を発揮する治療です。ニキビ跡が出来やすい人は皮膚の正常な再生がされにくい人でもあるため、正常な再生を促す治療を追加することが有効になります。当院ではPFDという成長因子マトリックスを使用しています。
フラクショナルレーザーについて詳しく解説!
当院のレーザー治療は、照射されるレーザーの種類、質により、熱変性、蒸散、その混合型と皮膚の反応が異なります。 レーザーのスポット径、種類、質、出力、深達度を考慮の上、機種を複数導入し、ニキビ跡の治療を行っています。
熱作用を利用した治療(ノンアブレイティブ)
皮膚表面から皮膚深部を蒸散させる治療(アブレイティブ)
当院のニキビ跡治療のポイント
ニキビ跡の治療は3段階ご用意しております
当院は、ニキビ跡治療用のレーザー機器を多数ご用意しており、ニキビ跡のタイプ別に使い分けたり、治療を組み合わせることで、よりしっかりとニキビ跡にアプローチできるようになっています。治療プログラムは主に3段階ご用意しておりますので、治療サイクルやご予算に合わせて様々なご提案が可能です。
1:部位に合わせたレーザー照射
当院のレーザー治療には、パワーなどの設定を細かく調整した数千通りの治療バリエーションがあります。例えば肌の頬の上部と下部では、⽪膚の質や厚みも違えば、出来るニキビ跡の種類が異なります。レーザー治療の際は肌の部位ごとに最適な方法を考慮して照射を⾏います。
真皮内の瘢痕(大きなニキビ跡)は深い部分に存在することが多いため、深達度の低いフラクショナルレーザーは向かないことがあります。そのような場合は、レーザーのスポット径を小さく分割し、ドット状に照射するレーザーを利用します。 ダメージを受けた組織と受けていない正常組織を混合することで、ダメージを受けた組織の再生速度が早くなり、副作用を減らし、少ないダウンタイムで効率的に施術を行えます。副作用を生じさせずに治療を行うには、このコンセプトは重要になります。
2:複数の機器の組み合わせ治療
当院では、ニキビ跡治療用のレーザー機器を10台ご用意しております。皮膚の厚みやニキビ跡の形状は人によって違います。またニキビ跡のタイプも部分的に違う方もいます。ニキビ跡のタイプごとにレーザーを使い分け、設定も細かく調整し、治療法を一つに留めず組み合わせることが、複雑なニキビ跡治療ではとても大切になると考えています。ニキビ跡治療を諦めてしまっている方には、ぜひ当院独自のレーザー治療にトライしてもらいたいと願っています。
治療のイメージ
治療前
クレータータイプのニキビ跡と毛穴の開きタイプのニキビ跡が目立ちます。口元にはニキビの治りかけの部分も見られます
使用レーザー機器
A:スターラックス1540xD、スターラックス1540
B:スターラックス1540xD、パールフラクショナル
C:スターラックス1540
治療後
深いニキビ跡がかなり浅くなりました。毛穴タイプのニキビ跡もほとんどが改善しており皮膚全体の質感が改善しているのが分かると思います
フラクショナルレーザーを用いた治療では、1回の治療に当たりお肌の20%の密度までしか安全に施術を行うことができません。そのため治療回数の目安としては5回程度をおすすめしております。レーザー照射後の肌は2~3ヵ月かけて再生をしていきますので、2~3ヵ月に1回のペースでの治療をおすすめしており、最短でも2ヵ月は治療間隔を空けるようにお願いしております。
3:高品質治療
サポート治療
成長因子のサポート治療をご用意しております。ニキビ跡の治療後に成長因子を追加することで、レーザー治療で受けたダメージから細胞の再生をより促してくれます。ダウンタイムの軽減や、治療の効果を数段引き上げることが可能になります。当院ではGFブースターパックと、PFD(高濃度成長因子)をご用意しております。
治療メニュー・料金|ニキビ跡治療
アファーム・マルチプレックス
2つの波長のレーザーを同時に照射できるフラクショナルレーザーです。皮膚を入れ替え、新しい組織を再構築していくため、ニキビ跡の改善だけでなくリフトアップ効果も期待できます。
[メリット] 皮膚組織の再構築、肌のターンオーバーの正常化
[施術時間] 約10分
[治療料金] 両頬 1回 27,500円
[ダウンタイム・リスク] 治療直後より赤みと腫れが出現します。照射方法によりかさぶたが形成される場合もあります。赤みや腫れは3〜5日程度で徐々に治ります
ポテンツァ
従来のフラクショナルレーザー治療では届かなかった「真皮層深部」に熱エネルギーを与えることができる治療機です。微細な針先から高周波を照射し、肌が本来もつ皮膚構造の再構築を引き出します。また、ドラッグデリバリーシステムで薬剤を浸透させることで、さまざまな症状の改善が期待できます。
[メリット] 皮膚組織の再構築、肌のターンオーバーの正常化
[施術時間] 約10分
[治療料金] 両頬 1回 88,000円
[ダウンタイム・リスク] 治療当日~翌日に腫れが強く出る場合がありますが、徐々に落ち着いてきます
スターラックス
短時間に高出力で照射できるフラクショナルレーザーです。皮膚接触面を急冷するシステムが採用されていますので、表皮へのダメージやダウンタイムが軽減されています。ニキビ跡の原因である真皮内瘢痕組織を破壊し、再生させていく治療法です。
[メリット] 皮膚組織の再構築、肌のターンオーバーの正常化
[施術時間] 約10分
[治療料金] 両頬 1回 27,500円
[ダウンタイム・リスク] 施術当日~翌日にかけて腫れが出ますが、徐々に落ち着いてきます。また、施術2~3日経過後より、お肌にザラつきを感じます。1週間程で自然になりますので、無理に剥がさないようにお願いしています
パール
表皮のピーリングと真皮層のコラーゲン再生を同時に行えるレーザー治療です。表皮では角質を蒸散して再上皮化を図る「表面的作用」、真皮層ではコラーゲン新生・再構築による「内面的作用」と、2つが並行して働くことで肌を活性化させ、ニキビ跡を改善していきます。
[メリット] 皮膚組織の再構築、肌のターンオーバーの正常化
[施術時間] 約10分
[治療料金] 両頬 1回 27,500円
[ダウンタイム・リスク] 治療当日~翌日に腫れが強く出ますが、徐々に落ち着いてきます
パールフラクショナル
パールよりも皮膚の深い真皮層まで届けることを主体に作られたフラクショナルレーザーです。皮膚深くまで届くよう設計されているため、ニキビ跡の原因である瘢痕(はんこん)組織を一瞬で蒸散させ、組織の入れ替えを促します。
[メリット] 皮膚組織の再構築、肌のターンオーバーの正常化
[施術時間] 約10分
[治療料金] 両頬 1回 27,500円
[ダウンタイム・リスク] 治療直後より赤みと腫れが出現します。照射方法によりかさぶたが形成される場合もあります。赤みや腫れは3〜5日程度で徐々に落ち着いてきます
サイトンプロフラクショナル
YAGレーザーをフラクショナル化して照射できる、サイトン社が開発したフラクショナルレーザーです。レーザーでは周辺組織への熱ダメージが懸念されますが、YAGレーザーは熱変性が少なく、創傷治癒の早期化が期待できます。深いクレータータイプのニキビ跡の方にもおすすめの治療法です。
[メリット] 皮膚組織の再構築、肌のターンオーバーの正常化
[施術時間] 約10分
[治療料金] 両頬 1回 27,500円
[ダウンタイム・リスク] 治療当日から翌日に腫れが強く出ますが、徐々に落ち着いてきます。また、レーザーを照射するためどうしても赤みが出てしまいますが、3~7日程度で落ち着きます
ナノレーザーピール
薬剤ではなく、照射でピーリング効果を発揮することができるレーザーです。照射時間を極めて短くすることで、薄く、丁寧に削り、そして炭化させない照射が可能になっています。
[メリット] 皮膚組織の再構築、肌のターンオーバーの正常化
[施術時間] 約10分
[治療料金] 両頬 1回 27,500円
[ダウンタイム・リスク] 治療当日から翌日に腫れが強く出ますが、徐々に落ち着いてきます
サイトンヘイロー
2種類の波長を合わせて照射できるフラクショナルレーザーです。表皮角質層には蒸散作用、真皮内の瘢痕組織には熱変性を起こさせ、正常組織への入れ替えを促します。
[施術時間] 約10分
[治療料金] 頬 1回 88,000円
[ダウンタイム・リスク] 治療当日~翌日に腫れが強く出ますが、徐々に落ち着いてきます
ピコフラクショナル
PicoWayという医療用皮膚レーザーを使ったフラクショナルレーザー治療です。従来のレーザーと比べ照射時間が短く、熱発生が軽減、皮膚へのダメージが抑えられています。ダウンタイムが短く、かさぶたが早く取れるなどのメリットがあります。
[施術時間] 約15分
[治療料金] 全顔 1回 44,000円
[ダウンタイム・リスク] レーザーを照射するためどうしても赤みが出てしまいますが、3~7日程度で落ち着きます。色素沈着、白斑のリスクがあります
サブシジョン
深いニキビ跡や大きいニキビ跡向けの治療法です。垂直に効果を働かせるフラクショナルレーザーとは違い、サブシジョンでは水平に変性を起こさせることで、深い層にある瘢痕組織を壊し、皮膚の再生を促していきます。
[施術時間] 約10分
[治療料金] 1~5箇所 1回 66,000円
[ダウンタイム・リスク] 施術後に腫れが出ますが、1~2週間かけて回復していきます。また、施術直後から内出血が発生しますが、1~2週間で徐々に回復していきます
ダーマペン
髪の毛よりも細い極細の針で皮膚組織に微細な穴を開け、肌の再生能力を向上させ、ニキビ跡の改善を促す治療法です。ニキビ跡治療で有名なフラクショナルレーザーは、レーザーの熱ダメージで、術後に日焼けのような赤みが出てしまいますが、ダーマペンはそのようなダウンタイムが軽減されます。
[施術時間] 約1時間(麻酔時間含む)
[治療料金] 全顔 1回 44,000円(医師施術の場合)
[ダウンタイム・リスク] 治療の深さにより異なりますが、治療部位が腫れたり、針穴の部分に細かい内出血や皮むけができる場合があります。腫れは1~3日程度、内出血は1~6日程度、かさぶたは4~5日程度で落ち着いてきます
ニキビ跡改善プログラム
ニキビ跡のタイプごとにレーザーを使い分け、設定も細かく調整し、治療法を1つに留めず組み合わせるオーダーメイドの治療です。
[治療料金] 頬3回の場合 140,250円 ※オーダーメイド治療のため内容によって変動します。
[ダウンタイム・リスク] 各レーザー機器のダウンタイム・リスクと同様です。
ニキビ跡治療の保険適用について
一般的に、ニキビ跡治療は美容目的であるため、保険適用の対象にはなりません。
しかし、ニキビ跡による皮膚の色素沈着や凸凹が、生活に大きな支障をきたす場合に限り、保険適応になることがあります。特にケロイドとなっているタイプのニキビ跡には保険が適応される可能性があります。治療の必要性や費用については、医師にご相談ください。
ニキビ跡治療│施術事例(症例写真ビフォーアフター)
サイトンヘイロー + サブシジョン + PFD
患者様 | 20代 男性 | ||||||
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After写真の時期 | 3回施術後 | ||||||
診察での着目点 | 大きめのニキビ跡が目立つタイプです。このようなタイプは一般的なフラクショナルレーザーのみの治療では改善に時間がかかってしまうため、複合治療が有効です。サブシジョンは最初の1回のみ行います。 | ||||||
施術名 | サイトンヘイロー3回(両頬)+PFD+サブシジョン(5回) | ||||||
治療のリスク |
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料金(税込) | 3回治療の合計:356,400円(税込) |
ポテンツァ+ PFD
患者様 | 20代/男性 | ||||||
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After写真の時期 | 3回施術後 | ||||||
診察での着目点 | ニキビ跡が深く広いタイプの場合、フラクショナルレーザーが届かず改善が難しいケースがあります。そのようなタイプの場合にはポテンツァを使用します。ポテンツァはフラクショナルRFと呼ばれるタイプの治療器で深い部分をターゲットにした瘢痕治療に有効です。また再瘢痕化を防ぎ、柔らかいコラーゲンへ修復を促すためPFDを組み合わせ治療を行いました。 | ||||||
施術名 | ポテンツァ、PFD(照射範囲:全顔) | ||||||
治療のリスク |
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料金(税込) | 3回治療の合計:435,600円 |
よくある質問│ニキビ跡治療
ニキビ跡の治療で保険は適用されますか?
お薬の処方含め、基本的に自費診療となります。
レーザー治療後、かさぶたはどのくらいでとれますか?
2~3日経過後より、お肌にザラツキを感じます。1週間ほどで自然になくなりますので、無理に剥がさないようにしてください。
レーザー治療後、気をつけることはありますか?
施術直後は肌が非常に乾燥しますので、保湿を十分に行ってください。当院オリジナル化粧品M.D.LABOは治療後のお肌にも安心してお使いいただけます。
男性も治療できますか?
当院でのニキビ跡治療は7割の方が男性ですので、お気軽にご相談ください。
ニキビ跡 治療メニュー
ニキビ 治療メニュー
院長監修コラム
当サイトの監修・著者について
当ページの著者は院長 筒井裕介であり、Theoryクリニックのホームページは、美容外科、美容皮膚科医である院長 筒井裕介が監修しています。2018年6月に改定・執行された「医療広告ガイドライン」を遵守してコンテンツを掲載しています。
■サイト責任者丨院長 筒井 裕介の所属学会
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会(JSAS) 専門医
・日本美容皮膚科学会 会員
・日本臨床抗老化医学会 会員
・日本再生医療学会 会員