パールフラクショナルとは?

パールフラクショナルはYSGGという水に対しての吸収率が非常に高いレーザーを用いた治療器です。パールとは大きく異なり、レーザーを皮膚の深い部分である真皮層まで届ける事を主体に作られたレーザーです。
パールはレーザーが技術により制御され、皮膚に広く浅く照射することができます。その結果、均一に古い角質を除去し、滑らかな質感にするお肌入れ替え治療機です。表皮角質を蒸散させることでターンオーバーの乱れから起こる毛穴の開きやニキビ痕、肌の凸凹などの改善、同時に適度な熱が真皮層に加わることでコラーゲンの新生と再構築が期待できます。蒸散して再上皮化を図る表面的作用と真皮層のコラーゲン新生・再構築による内面的作用の2つが並行して働くことで、肌が新しく生まれ変わります。
治療の仕組み
ターゲットを浅層に絞って照射

パールフラクショナルのレーザーはドット状に照射され、小さな点で深く届くように設計されています。ニキビ跡や頑固な毛穴、その原因は皮膚深部である真皮の瘢痕化(はんこんか)であり、これを柔らかい正常な皮膚に入れ替えるために作られています。レーザーが照射された部分は一瞬にして蒸散してしまいます。皮膚に小さな穴が空いている状態になりますが、生体反応によりすぐに収縮して閉じていきます。この際に、瘢痕組織が入れ替わり、同時に皮膚の収縮作用で小じわやたるみにも効果を発揮します。
皮膚表面から皮膚深部を蒸散させる治療法の一覧

Dr筒井の解説│しっかり治療したい方に…

パールフラクショナルは1週間ほどのダウンタイムがありますが、しっかりと治療を行いたいという方には、おすすめな施術となります。
ニキビ跡の治療は、皮膚の厚みやニキビ跡の形状により、レーザーの種類・設定を変更し、一つ一つのニキビ跡を狙って照射すること、そして複合治療が大切になります。セオリークリニックでは、7種類の機器をご用意しております。ニキビ跡でお悩みの方は一度ご相談ください。
施術詳細
施術時間 | 約10分 (照射範囲によって変わります) |
治療中の痛み | 照射部位全体に塗布麻酔を行い痛みを軽減します。また必要に応じてブロック麻酔を併用します。それでも痛みを感じる場合があります |
治療後の痛み | 日焼けをしたようなヒリヒリとした痛みが約1日続きます。冷やす事により軽減されます |
ダウンタイム・リスク | 治療直後より赤みと腫れが出現します。照射方法によりかさぶたが形成される場合もあります。赤みや腫れは3〜5日程度で徐々に治ります |
即効性 | 治療の理論としては1回あたり20%程度の密度の改善になりますので、回数を重ねることで治療効果を実感できるようになります |
洗顔 | 翌日より可能 |
メイク | 翌日から可能ですが肌の保護のため3〜5日はお勧めしません |
シャワー | 当日より可能です |
施術回数 | 1回あたり20%以下の照射密度となりますので5回程度を目安としています |
施術の流れ
STEP1 カウンセリング |
医師によるカウンセリングで、お客様それぞれのお肌の状態をチェックします。治療経験が豊富な医師が診察し、あなたの肌に合った治療法をアドバイスいたします |
STEP2 クレンジング |
洗顔でメイクや汚れを落としていただきます。施術前は低刺激の洗顔料、クレンジングが重要なため、当クリニックでご用意しております |
STEP3 麻酔 |
照射部位全体に塗布麻酔を行います。また施術の強度に応じてブロック麻酔を追加して、お痛みの軽減を図ります |
STEP4 照射 |
照射はオーダーメイドで行いますので、数種類のレーザーを組み合わせて照射を行っていきます |
STEP5 冷却 |
お肌、皮下組織を鎮静して、術後の腫れを最小限にします。GFブースターパックを併用される方にはレーザー照射直後のお肌に成長因子を含んだジェルをお肌に浸透させていき、治療効果の増大と施術後のお肌の鎮静効果を高めます |
STEP6 ホームケア |
レーザー照射後の最適な肌ケアについて説明させていただきます |