リポセルとは?
ダイエット用のHIFU(高密度焦点式超音波)を用いた機器としてはライポソニックスが有名です。ライポソニックスは皮下1.3cmをターゲットに超音波を集中させて照射することで、脂肪層を選択的に破壊することができる機器として有名になりましたが、リポセルではこの機器の利点を生かしながら、弱点となっていた「照射の強さ」を補えるようになった治療機器となります。
高密度焦点式超音波(high-intensity focusedultrasound)のことを通称HIFU(ハイフ)と呼んでいます。HIFUは前立腺がんの治療にも用いられており、皮膚を傷つけることなく皮下脂肪を減少させることができます。脂肪細胞は、56℃以上の温度に1時間以上さらされると急激な凝固壊死を起こしますが、HIFUは超音波周波2MHz、密度1,000 W/cm以上でエネルギーを集中させることで、組織内温度は1秒以内に高温に達します。このHIFUを利用して、周囲の組織を温存しながら目的の脂肪組織のみを破壊する仕組みです。
治療の仕組み
1.しっかり冷却しながら脂肪を燃やす
皮下脂肪の深さに合わせて、皮膚の上から超音波を正確に照射します。このとき深さ1.3cmが中心部となり、同じ深さを保ちます
2.脂肪細胞を破壊する
正確に超音波を照射していくことで、厚さ約1cmの脂肪層に格子状の脂肪破壊領域ができます。この破壊は一時的なものでなく、永久に効果が持続します
3.マクロファージによる貧食
体内で異物を捕える働きがある貪食能をもつ巨大な白血球マクロファージが、破壊された脂肪細胞を食べて消化してしまいます
4.照射後3ヶ月
消化された脂肪組織は、8~12週間程度の期間をかけて体外へと排出されます。こうして脂肪組織は完全に取り除かれ、皮下脂肪が減少します
しっかり冷却しながら脂肪を燃やす
リポセルの特徴は、強力な冷却機能にあります。摂氏5度まで冷却されるヘッド部分が、皮膚を冷やしながら守りつつ、連続的に照射を行うことで、より脂肪層を高温に加熱できます。脂肪層の温度が上がるにもかかわらず、皮膚は強力な冷却機能に守られているため火傷の心配はなく、痛みも抑えることができます。
脂肪減少だけでなく引き締め効果も
身体のたるみの原因のほとんどは、繊維組織の劣化減少です。リポセルによって脂肪層に十分な熱が入ると、脂肪細胞が破壊されるとともに、周囲の線維組織にも損傷が生じます。すると線維芽細胞はこの損傷した線維を修復しようと強固な線維組織を構築していきます。この構築により、照射部位の引き締め効果や、身体のたるみ改善が期待できます。
Dr稲村の解説
リポセルは皮下脂肪2.5cm以上の厚みのある部位に照射することができます。1度の施術でウエストの場合、1cm以上の縮小が可能なため、ドレスやパンツのサイズをワンサイズダウンさせることも可能です(※個人差があります)
動画で分かる!ダイエット治療
施術詳細
施術時間 | 約1時間 |
傷痕の有無 | なし |
治療中の痛み | 基本的にはありませんが、脂肪が薄い部分では響くような痛みを感じる場合があります |
ダウンタイム・リスク | 青あざのような内出血を伴いますが、2週間程度で引きます |
シャワー | 施術後すぐに可能です |
施術回数 | 1度の治療でも十分な効果を実感できます |
施術事例(症例写真ビフォーアフター)
施術名 | リポセル | |
料 金 | 1エリア:8,250円(税込) ・1回目…臀部46エリア、上腹部8エリア、下腹部8エリア ・2回目…臀部36エリア、上腹部8エリア、下腹部8エリア | |
リスク | 治療中の痛み | 基本的にはありませんが、脂肪が薄い部分では響くような痛みを感じる場合があります |
内出血 | 青あざのような内出血を伴いますが、2週間程度で引きます | |
赤み | ほとんどありませんが、出ても翌日には治まります |
施術の流れ
STEP1 カウンセリング | 気になる部位や仕上りを伺い、診察します。リポセルが患者様に適した治療法かどうかの診断も行い、施術方法について詳しく説明いたします |
STEP2 マーキング | 施術部位をマーキングします。約3cm×3cmが1エリアの広さになります |
STEP3 測定 (約20~30分) | 施術部位のサイズを測定します |
STEP4 照射 | 1エリアあたり3パスの照射を行い、脂肪層に200J以上の熱量を加えていきます |
STEP5 後診察 | 治療後再診察します。術後のケアについての説明のほか、ご不明な点やご質問にも何でもお応えしますので、気になる点は遠慮なくご相談ください |
ダイエット(切らない脂肪吸引)
治療メニュー
当サイトの監修・著者について
当ページの著者は院長 筒井裕介であり、Theoryクリニックのホームページは、美容外科、美容皮膚科医である院長 筒井裕介が監修しています。2018年6月に改定・執行された「医療広告ガイドライン」を遵守してコンテンツを掲載しています。
■サイト責任者丨院長 筒井 裕介の所属学会
・日本形成外科学会
・日本美容外科学会(JSAS) 専門医
・日本美容皮膚科学会 会員
・日本臨床抗老化医学会 会員
・日本再生医療学会 会員