クマ取り再生注射は一般的に、PRP注入療法として知られています。PRPには自身の血液から抽出された血小板が豊富に含まれる血漿(けっしょう)が使用されます。成長因子やその他の細胞シグナル物質が豊富に含まれており、注入することで皮膚の再生と修復の力を促進させ、クマを改善する治療法です。
しかしながら目の下のクマの原因は皮膚のたるみではなく、眼窩脂肪の突出により生じるもののため、再生という名の治療で改善できるものではありませんし、再生医療と言えるものではありません。実際にはPRPを注入し組織を膨らませることで目の下の凹凸を改善させる治療法となっています。
当院ではPRPを用いた治療は行なっていません。その理由として、効果が不安定であること、過度に膨らむリスクが高いことが挙げられます。
また、クマ取り再生注射はPRPだけでなく、脂肪溶解、再生因子、ヒアルロン酸などを注入する場合もあります。クリニックによって注入する成分が異なる場合がありますので、どのような作用機序で改善するのか、治療のリスクを含め、事前に確認し、納得してから治療を受けましょう。
「Archives」一覧
クマ取り再生注射は効果がありますか?
クマ治療は保険適用されますか?
保険適応になるかならないかの基本的な考え方は、病気であり治療が必要であるかどうかにあります。そのため、状態によって適用されるかどうかが変わります。(詳しくはこちら)
目の下のたるみのレーザー治療は行っていますか?
ほとんど効果がないので、おすすめはしていません。アイタンという「ウルトラセルアイ」と「タイタン」を同日照射する方法を推奨しています。
クマ取りにハイフ(HIFU)は効果がありますか?
ハイフはクマ取りとして満足する効果は期待できません。
クマを改善するには、原因となっている脂肪を除去する治療が必要となります。ハイフなどのレーザーで治療する場合は眼窩脂肪を引き締めるために十分な熱を入れる必要がありますが、眼球熱傷のリスクが高くなるため現実的ではありません。またハイフを行う場合は、眼球保護のために浅い層への照射となるため、期待できる効果は眼輪筋や皮膚の引き締めのみとなります。アフターケア保証とは何ですか?
「脂肪の生着が不十分」「もう少し目の下のふくらみを残したい」「涙袋のすぐ下のくぼみが気になる」といった術後のご相談にお応えできる仕組みです。「経結膜脱脂+リポトランスファー」または「経結膜脱脂+リポトランスファー+脂肪注入」をお受けいただいた患者様で、目の下に脂肪注入を追加される場合、ご手術後1年半以内でしたら、通常の半額でお受けいただくことができます。
■経結膜脱脂+リポトランスファー
【料金】330,000円(税込)
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【術後1年以内の場合】165,000円(税込)
■経結膜脱脂+リポトランスファー+脂肪注入
【通常】385,000円(税込)
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【術後1年以内の場合】192,500円(税込)脂肪注入とピュアグラフティングの違いは何ですか?
脂肪吸引した脂肪をそのまま注入するのが、脂肪注入です。ピュアグラフティングは、脂肪から水分などの不純物を取り除いたピュアな脂肪を注入します。そのため、脂肪注入法に比べて生着率が高く、しこりになるリスクも低いです。
手術以外の方法では治らないのでしょうか?
目の下のクマ・たるみには様々なタイプがあり、症例によってはレーザー治療等で改善が可能なものもあります。クマのタイプの診断は、目の下のクマ治療を専門に行っていて、レーザー治療、注入治療、手術と、すべてに精通した専門医に受けていただくことが良いと考えております。手術のみを行うクリニックに相談した場合、手術以外の提案を受けることが難しいためです。当院では目の下の悩み毎に最適な治療法をご提案いたします。